このたび msb gallery では、アルメル バローの個展「Un chemin de fil」を開催いたします。

 

フランスのレンヌを拠点に活動し、伝統的なボビンレースの技法*を用いて、ワイヤーレース作品を制作しています。

ペンチや指先を使って繊細なメタルワイヤーを巧みに編んでゆき、おとぎ話や神話から出てきたような人物、動物、植物から文様を取ったモチーフを組み合わせ、ワイヤーで物語を描くように、夢のような独自の詩的世界を展開しています。

 

2010年に京都の関西日仏交流会館ヴィラ九条山のレジデンスプログラムに参加して以来、日本と所縁あるアルメルの東京での初個展です。

 

ユーモア溢れる愉快な作品群をこの機会にお楽しみいただければ幸いです。

  

 

 

 

*木製スピンドルや糸巻きに使ってレースを編む技法

 

 

 

 

 

アルメル バロー Armel Barraud  

 

1979年、フランスのル・アーブル生まれ。

 

 

 

受賞歴

2012    ザ リフレクション, FIMAコンペティション (国際工芸フェスティバル) 1 位, バカラ, フランス 

            タレント アラカルト, コンペティション優勝, サロン・メゾン・エ・オブジェ, フランス ヤング チャレンジ, フランス芸術財団, パリ, フランス

 

 

 

展覧会歴

2024    Kobe Art Marché 2024: msb gallery, 兵庫県神戸市

            石けり遊び 影 レース, アルジャントゥイユ, フランス

2023    , アトリエ ビザンス, パリ, フランス

            ID テキスタイル、エギーユ・アン・フェット, パリ, フランス

            インターレースとレース、ビブリオテーク・エスト, アンサンブル, フランス

2022    「リビングレース」テキスタイルフェスティバル, ロンセ, ベルギー

            ワイヤーからワイヤーへ、カムフロート ホスピタル ギャラリー, ブルターニュ, フランス

2021    個展「踏みつけないでください: 安息の自然空間」 メゾン・デレース, アルジャンタン, フランス

2020-23  WirGalerie Hokema、シュヴェービッシュ グミュント, ドイツ

            ドン・キホーテのバラード, 織物箱 衣装 レース博物館, ブリュッセル, ベルギー

            現代レース展, 世界レース会議, ブルージュ, ベルギー

2017    Le Multiple, ギャラリー ルイーズ, パリ, フランス

            FISCH HAUS Gallery、ウィチタ、カンザス州、米国

            印象と詩的な軽やかさ, アトリエ アール ド フランス, パリ, フランス

            作曲雑誌創刊記念展, Galerie O.F.R, パリ, フランス

2016    「ボディ」アトリエ・ダール・ド・フランス, ギャラリー・コレクション, パリ, フランス

             AltarsIKI ギャラリー, パリ, フランス

2015    ルネッサンス, MET, マニラ メトロポリタン美術館, マニラ, フィリピン 

            スレッドをフォローして! 件名を入力して。国立工芸研究所, シテ デ サイエンス, パリ, フランス

            ルネッサンス, ムチャラビエ作品展, バルゴアン美術館および国際特別テキスタイルフェスティバル, クレルモンフェラン, フランス

            レースその他もご希望に応じて, 展覧会キュレーター, 工芸とFRACの実験センター, ノントロン, フランス

            クレイジーレースA l’écu de France」ギャラリーヴィロフレーフランス

2014    個展「ミル フルール 茂みの中で」清課堂ギャラリー, 京都

      The French Craft Project COLLECT(スタンド7.6)」サーチギャラリーロンドン英国

2010    アガット・ド・バイヤンクール、カトリーヌ・ジャノラ、アルメルバロー「Contiguous zone vol.2 観念への接触〜touch to Japanese sensibility」YOD Gallery, 大阪 

    個展「「編む」から始まる物語」清課堂ギャラリー, 京都

 

 

 

 

提供作品

ミナ ペルホネンの生地デザインから起こしたミナ ペルホネンとのコラボレーション作品

 

 

 


 

 

 

 

このたび msb gallery では、松本菜々の個展「Where the tides meet」を開催いたします。

 

松本の作品は、主に平面とオブジェクトの組み合わせにより展開されています。

本展では、異素材の出合い、また条件や物質の介在により変化する作品の反応作用を実験的に試みようとしています。

 

記憶の断片を垣間見る感覚をお楽しみいただければ嬉しく思います。

 

 

 

 

アーティストステートメント

 

水温や塩分濃度の異なる潮の流れがぶつかるところでは、海面上に細長く伸びた筋が現れ、その筋に沿って泡や木片などが集まる。

ものとその用途や背景との結びつきは、別な何かと交わることで揺らぎはじめる。平面やオブジェクト、言葉などを組み合わせ、異なるものの間に因果的または非因果的な関係性を見出し、絵画の枠組みの中で再構築する。

 

松本菜々

 

 

 

 

 

 

松本 菜々

 

1986 千葉県生まれ

2008 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻 卒業
2009 The West of England of Art and Design(短期交換留学)
2010 東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修士課程 修了

 

 

 

 

受賞歴等
2010 東京造形大学大学院修士課程 ZOKEI賞 

2009 第24回 ホルベイン・スカラシップ奨学生

2008 ワンダーウォール賞

 


個展
2022 「Polyonymous」LOOP HOLE, 東京
2013 「Multiple Elements」 gallery valuer, 愛知
2011 「It's just flitted」ignition gallery, 東京
         「It's just flitted」atelier, 神奈川
2010 「on the flat」 gallery sakamaki, 東京
2009 「Tokyo Wonder Wall 2009」東京都庁, 東京
         「ROOTS OF ONE」TWS-Emerging 2009,トーキョーワンダーサイト(現TOKAS, 東京

 

 

グループ展

2024 「Drawing Exhibition Featuring Four Artists」HAGIWARA PROJECTS, 東京

2023 「Fungal Fugue」Paris Internationale (HAGIWARA PROJECTS) , フランス

         「Fungal Fugue」HAGIWARA PROJECTS, 東京

2022 「OPEN STUDIO + Book Shop」REV, 神奈川

         「第57回 神奈川県美術展」神奈川県民ホール, 神奈川

         「Holbein Art Fair」渋谷スクランブルスクエア, 東京
2021 「目と的」Artist-run space Merdre, 東京
2020 「雨足に沿って 舵をとる」アキバタマビ21/3331 Arts Chiyoda, 東京
2017 「Post-Formalist Painting」statements 駒込倉庫, 東京
2015 「路傍の絵画」アートラボはしもと, 神奈川
2014 「Field of Painiting」都美セレクション グループ展 東京都美術館, 東京
2010 「M-polyphony'08」東京造形大学 ZOKEI Gallery, 東京

         「Art Fair in SPAZIO 01 YOGA」東京組, 東京

2009 「small selection」gallery sakamaki, 東京

2008 「continue art project2008」旧大島小学校, 新潟

         「Tokyo Wonder Wall2008」東京現代美術館, 東京

         「ポリフォニー bild/画 うまれるとき」OME ART PROJECT        2008 6th関連企画 吉川英治記念館, 東京

         「風景/画 うまれるとき」ワークショップ報告展 青梅市立美術館, 東京

 

 

 

オープンスタジオ

2012-   「SUPER OPEN STUDIO」Studio REV, 神奈川

 

 

掲載

'Made in Mind Magazine' Interview Issue