LaClasseは四季折々の花木を通して物語を紡ぐアーティスト。
本展では 2023年の締めくくりを彩るリースやスワッグを展示いたします。
冬の深い森のなかへの誘いをお楽しみいただければ嬉しく思います。
Swag Lesson
12/1(金),
3(日)
13:00~/15:00~/17:00~
所要時間90分 6,000円
ご予約・お問合せはeメールにてお願いいたします。
別日でのご案内、空きのある場合はその場でのレッスン参加も可能です。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。
※ 作家在廊予定日:11/30(木), 12/1(金), 3(日), 6(水), 9(土), 10(日)
LaClasse 関根 光代
茶道や着物など日本の伝統文化や、日本美術に造詣を深め、食と生活空間にまつわる各種ディプロマを取得。
東京 表参道 パドドゥ田島由紀子氏に師事。教生7期生、E.F.A.サブリナ、ウエディングフラワースタイリスト課程を修了。
現在、オーダーメイドのフラワーアレンジメントを制作。
経歴
2007年~ ハーブ・紅茶・中国茶Salonを主宰
2015年〜 アトリエ・La Classeを主宰
年2回、宮崎・シェラトンホテルにてプリザーブドフラワーレッスンを開催
2017年〜 京都芸術大学 和の伝統文化過程に在籍中
このたび msb gallery では、merinoのテンペラ画展『village record』を開催いたします。
merinoは、横浜を拠点に活動し、イタリアルネッサンス期*の古典技法である 卵黄テンペラ**を用いて、仮想の村とそこに暮らす人物を中心に描き続けています。最近では、昔の画家や職人達から受け伝えられ、気づいたことを村の中に描くことが増えています。
本展では、小さなギャラリースペースを『村』の奥深い谷に建つ「記録の塔」の一室に見立てて新作を展示いたします。そこに残された村と村人たちの姿に、はるか昔の時間を感じていただけると嬉しく思います。
merino
横浜を拠点に活動し、古典技法のひとつである卵黄テンペラの技法を用いて制作しています。そのなかでも特にイタリアルネッサンス期の技法を用いて、仮想の村とそこに暮らす人物を中心に描き続けています。
2011年1月より10年間、横浜黄金町の長期アーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加。
テンペラ画作品の制作活動の傍ら、本やCDのカバーなどに多数作品提供をしています。
受賞歴
1997 「第1回 新生展」入選 新生堂/東京
「第1回ARTBOX洋画新人賞」大賞受賞 ART BOX ギャラリー/東京
展覧会歴
2023 「KOBE ART MARCHÉ -カラーとリズム、ボタニカル」msb gallery (1345号室), 神戸
2022 「merino exhibition」msb gallery, 東京
2人展「alma」コトリ花店, 東京
「五月の回廊展」ベルンアートギャラリー, 大阪
「小さな作品の表現展」ベルンアートギャラリー, 大阪
2021 「横浜あの街を歩く」横浜桜木町ワシントンホテルエントランスロビー展示, 横浜
2020 黄金町バザール2020, 八番館, 横浜
2019 「merino個展」Site-Aギャラリー, 横浜
作品提供
表紙画 「時間」エヴァ・ホフマン著 みすず書房
表紙画 ハリーポッター「ふくろう通信VOL.3カバー」スピカ
装丁・表紙画 「宇宙の渚で生きるということ」海象社
表紙画 「ガストンとルシア」ロジェ・ファリゴ著 小学館
等 その他装丁・挿画多数
社名ロゴ制作 UFO研究家 矢追純一代表 株式会社「ORANGE SHIP」
ロゴ制作 アコースティック トリオバンド「オオフジツボ」
ロゴ制作 アコースティック アンサンブル「ハンドリオン」
*卵黄テンペラ・・・11世紀より西洋の絵画で広く行われてきた技法で、板上に石膏で設えた素地に、卵と酢の混合液に溶いて彩色する。
**イタリアルネッサンス期・・・14世紀中頃~15世紀のイタリアで古代ギリシア・ローマの学問・知識の復興を目指す文化運動が興り、やがてヨーロッパ各国に波及した。この時期の有名な作品はボッティチェッリ「ビーナスの誕生」、「プリマヴェーラ」など。
このたび msb gallery では、河名祐二の個展『體』を開催いたします。
本展では、和紙に岩絵具を用いた日本画のマテリアルによる抽象画を描いてきた河名が、樹脂粘土で人間の彫刻像を製作し、そこに貼り付けるという複合技法を試みました。
従来の表現形態を進展させた、新境地の作品群をぜひご鑑賞ください。
アーティストステートメント
これまで日本画に使用される画材による抽象画を描いてきた。他の抽象画の表現にはない独自のそれを探ってきたが、ある程度結果が出て来た際、空虚感に苛まれた。果たして今を表現しているだろうか。未来を望んでいるだろうか。再び振り出しに戻って制作する決意が必要だと思っている。この道はどこに繋がっているのだろう?先の見えない道を歩きたくなる癖は消えない。
河名祐二(かわな ゆうじ)
略歴
1977 東京都生まれ
2005 武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業
展覧会歴
2005「第13回奨学生美術展」佐藤美術館, 東京
「RA06」武蔵野美術大学美術資料図書館展示室, 東京
2006 「アートプログラム青梅」東青梅センタービル内, 東京
2007 「RA07」武蔵野美術大学美術資料図書館展示室, 東京
「アートプログラム青梅」青梅信用金庫内, 東京
2008 個展 表参道画廊, 東京
2009「リニューアル」武蔵野美術大学美術資料図書館展示室, 東京
「ザ・ニホンガ」LAアートコア, ロサンゼルス
「河名祐二×吉田愛」表参道画廊, 東京
2011「オアハカマヒカ紙と土のちから」サンアウグスチン アートセンター, メキシコ
個展 人形町ビジョンズ, 東京
個展 表参道画廊, 東京
2013「FACE THE FAR EAST Vol.2 PARTICLE & LIQUID」表参道画廊 MUSEE F, 東京
2014 個展 「FACE THE FAR EAST Vol.3 河名祐二」AG+ギャラリー, 横浜
2015「冬のオノマトペ展」ギャラリースペースオノマトペ, 東京
2020 個展「3月の水」ギャラリーブロッケン, 東京
「つどいⅠ」ギャラリーT O M, 東京
個展「日本画で描くクリスマス」ギャラリーぱるけ, 東京
2021「松濤美術館公募展2021」松濤美術館, 東京
このたび msb gallery では、小左誠一郎/光藤雄介の二人展『臨場』を開催いたします。
面を塗る小左誠一郎と、線を引く光藤雄介。一見、異なる表現形態をとる二人の画家のあいだには、よく見 ると共通項があります。それは実際に経験した出来事の記憶を、光景に転化し、四角い画面に陣取りのごと く描写していくという手法です。 本展では、各々が新作を携えて展示いたします。
目を瞑って現実の終わりと、記憶の始まりの迫間に立つ。 2023年7月 光藤雄介
通りに面した小さなギャラリースペースで巻き起こる、彼らの喧嘩をぜひこの機会に目撃してください。
企画:光藤計画
協力:Yutaka Kikutake Gallery
画像撮影: 佐々木康太
プロフィール
小左 誠一郎
1985年 静岡県生まれ
画家。画題を「UPO(Unidentified Painting Object)」とし、絵画の根源的ななにかを生け捕りにするこ と、その不思議さに真っ向から対峙する。近年は描くことよりも塗ることによって、世界に新たな厚み(陰 影)を与え続けている。ライフワークとして俳句を詠み、2020 年に初の句集「101」を発行。
主な個展
2023「百合圏」Yutaka Kikutake Gallery, 東京
2020「U P O」Yutaka Kikutake Gallery, 東京
主なグループ展
2023「都美セレクション|絵の辻」東京都美術館, 東京
2022「仮のダリア」TALION GALLERY, 東京
2019「めぐるりアート静岡」静岡市美術館, 静岡
2016「NEW VISION SAITAMA迫り出す身体」埼玉県立近代美術館, 埼玉
光藤 雄介
1982 大阪府生まれ
主な個展
2023「続・行間」TS4312, 東京
2022「行間」msb gallery, 東京
主なグループ展
2020「Face Up」Gallery 711, 東京
2019「産業」ライズギャラリー, 東京
2019「終わらない始まり」アキバタマビ21, 東京
2017「ちからの交換」LOOP HOLE, 東京
このたび msb gallery では、稲垣 直子&ジーン クレールの写真展『FOOTSTEPS IN SILENCE REDEFINED | 再定義』を開催いたします。
『FOOTSTEPS IN SILENCE』 (2018年出版)は2010年から8年間にわたって撮影し、変わりゆく香港の街並みやそこで生活する人々の様子をおさめた写真集です。
本展では、コロナ禍で遠のいた、かつての香港の記憶の証をひも解き、今現在の彼らの視点で再定義しています。
進みゆく時代のなかで、忘れてかけた大切な何かを思い起こさせる作品群をぜひご鑑賞ください。
稲垣直子 Naoko Inagaki Krell
VMD、デザイン、インスタレーションを行うほか、日常生活や旅先での経験や文化を、写真を通して捉えることに情熱を注いでいる
ジーン クレール Gene Krell
コンデナスト・アジアのクリエイティブ・ディレクターとして、日本や韓国のVOGUEやGQを25年間担当
アーティストステイトメント
Footsteps in Silence
Redefined 再定義
”FOOTSTEPS IN SILENCE” 2010-2018
大都会の片隅に存在するオールド香港に魅せられたことがきっかけとなり、香港の街を2010年から約8年かけて記録した写真集。
香港を訪れるたび、伝統的な文化やコミュニティが無くなっていくさまを目の当たりにして衝撃を受け、この景色が消え失せてしまう前に残しておきたい、その想いから撮りためた写真を一冊の本にまとめました。
香港へ行けなくなった約4年の間に、思い出が変化していきました。
近年、一気に進んだテクノロジーに対して、人の心が取り残されているように感じています。
香港はまるでメタファーのように、今も私の中に点在するその風景が、忘れかけた文化や歴史を思い出させてくれます。
記憶の糸を手繰り寄せ、新しい視点をもって「移ろい」を表現しました。
"Redefined 再定義"を楽しんでいただけたら幸いです。
稲垣直子
Naoと私が香港(日本以外の場所)に旅行ができなくなってから4年近くになる。
香港へは年に4回訪れた時もあったセカンドホームのような場所だったが、それは永遠のことのように思える。
コロナ禍は私たちの生活や世界の見方を変え、その中で私の記憶はますます曖昧になり日々の区別が難しくなっていった。
大澳に行ったのは火曜?水曜だった?
しいて言えばコロナ禍は私たちに、自分たちがいかに幸運で自由であったかを気づかせてくれた。
写真集”FOOTSTEPS IN SILENCE”が出版されて間もなく香港の旧市街の風景や地域の象徴は高層ビル、オフィス街、巨大なモールに取って代わられた。
Naoが撮影した "海安咖啡室"のような場所の多くは歴史の中へ追いやられてしまったため、彼女はオリジナルの写真をもう一度見直し、時間が与えた影響をより反映させるように作り直すことを決めた。
この写真展はその記録であり、皆さんに楽しんでいただけることを願っています。
ジーン クレール
このたびmsb galleryでは、多田祐子の個展『病人抱えて数展』を開催いたします。
長年にわたり、絵画を通して国際平和と文化親善のために尽力している多田祐子。
近年は病床の配偶者を看病しながらの制作活動に、消えゆく愛用の画材等思い通りにゆかない葛藤のなかで、常に笑顔とチャレンジ精神を忘れない。聡明かつ快活な人柄と、美しい色彩とユーモアあふれる明朗な作品は国境を超えて多くの人々を魅了しています。
本展では、オイルパステルによる新作を中心に展示いたします。
*会期後半より作家在廊を予定しております。
このたび msb gallery では、tagotto フカノナツの雑草標本展『見ているはずの、見たことない』を開催いたします。
2019年より、庭に自生する草本とシダ植物の観察及び標本作りをしています。
特別ではない日のために、楽しみながら手を動かす。
その当たり前の日常に意志を持ってのぞむべく、
tagottoという架空の言葉に思いを込めています。
季節の移ろいとともに、さまざまな種類の雑草が生息しています。そこから摘みとり、ひと針ひと針縫い留めたtagottoの雑草標本は小さな自然の可憐な世界を表しています。
本展では、春の草本を中心に展示いたします。日々の暮らしの中で、よく見ると誰しもの身近な場所にある雑草の魅力を見つけに、ぜひお出かけください。
*作家在廊予定日は追ってSNSにてお知らせいたします。
tagotto フカノナツ
滋賀生まれ、神奈川在住。
2019年より、庭に自生する草本とシダ植物の観察及び標本作りを始める。
特別ではない日のために、楽しみながら手を動かす。
その当たり前の日常に意志を持ってのぞむべく、
tagottoという架空の言葉に思いを込めています。
身のまわり、ごく近くにすでにあるもの。
観察し、考えをめぐらし、手を動かしては失敗してこっそり笑う。
だいたいそんなふうに毎日を過ごしています。
このたび msb gallery では、山口牧子の個展「Rhythm of the Earth」を開催いたします。
麻紙ににイエローオーカー、ブルーなど色彩を施し、襞を寄せた背景に、麻スサを混ぜたホワイト(胡粉)、レッド、コバルトブルー、ターコイズブルーなどの絵具で有機的な形象を描いています。凹凸を持った支持体に絵具の粒子は滲んだり留まったりしながら像を結び、層を作り、また、近景と遠景を曖昧にし、その絵だけに存在する色彩空間となります。
Rhythm of the Earth (地表のリズム)では、音色、声、生き物の動き、水の流れ、波、感情など、人と自然の営みはリズムを持ち関係していると想像し、そのような世界を表現しています。
本展では20枚程の絵画を絵巻のように並べて展示いたします。色彩絵画の奏でる旋律と息吹をこの機会にぜひご鑑賞ください。
*作家在廊予定日:5/18(木), 20(土), 21(日), 26(金), 27(土), 28(日)
山口 牧子
1962 広島県生まれ
1986 女子美術大学芸術学部絵画科日本画専攻卒業
1992 武蔵野美術大学研究生修了
2007 文化庁新進芸術家海外研修員 (英国、2007~2008)
2008 英国クリエイティヴアーツ大学大学院修士課程修了
個展
2022 「山口牧子展―Earth
Spirit」GALERIE
PARIS, 横浜 (’19)
2017 「樹々の間」仿古堂, 広島
「樹々の間」GALLERY エクリュの森, 三島 (’10,
’14)
「樹々の間」Gallery
x Cafe Jalona, 東京 (’12,
’14, ’15)
2012 「山口牧子―ペーパーワークを中心に―」ギャラリーSATORU, 東京 (’02,’03,’05,’10)
2007 「山口牧子展 Early
Works and Now」白銅鞮ギャラリー , 東京
2006 「山口牧子展」ギャラリー山口, 東京 (’97,’99,’01,’04)
2000 原宿ギャラリー, 東京
1995 ギャラリー福山, 東京 (’91,
’93)
1991 熊谷守一美術館, 東京 (’88)
グループ展・入選
2021 「Pictorially
yours,」表参道画廊, 東京
2016 「森の夜明け展」Bunkamura
Box Gallery, 東京
2014 「FACE
2014」損保ジャパン日本興亜美術館, 東京
2013 「FACE
THE FAR EAST Vol.2」表参道画廊, 東京
2012 「DOMANI明日展」国立新美術館, 東京
「ART
KYOTO」国立京都国際会館 GALLERYエクリュの森ブース, 京都
「大村文子基金」女子美制作研究奨励賞
2008 「Master
of Arts Design Exhibition」University
for the Creative Arts, イギリス
2004 「第8回資生堂ADSP」選出, 東京
「HARUTONARI
7」ギャラリー山口, 東京
「第2回東山魁夷記念日経日本画大賞展」ニューオータニ美術館, 東京
1999 「山口牧子/沓沢貴子展」ギャラリー αM
, 東京
1989 「スペイン美術賞展」カイサ デ バルセロナ, スペイン
このたび msb gallery では、PAPER BRUTの個展「LIFE IS WONDERFUL」を開催いたします。
新潟を拠点に身の回りの植物や樹皮から、紙や造形物を作りだす。その作品の幅は広く、原料となる植物の栽培からデザインまでを手掛けています。
PAPER BRUTはフランス語で 「生(き)のままの紙」 を意味し、伝統的な技法からのオマージュ、植物の特性を生かした造形を生み出しています。
本展示では PAPER BRUT 自ら栽培した楮を加工し、紙にしたものにドローイングを施した作品が並びます。モチーフとなるのは彼らの暮らしの中の身近なものたち。
平面的でありながらも奥行きのあるパース、あたたかみのある線の表情など、生まれた作品は素朴でありながら、力強く、さまざまな心の動きをもたらします。
人の営みと自然が密接に関係しているように、時を同じくして育ち、生まれた作品は日常に溶け込むように馴染んでいく。
暮らしの中で目にするものの美しさや喜びをテーマにした展示、ぜひご鑑賞ください。
*作家在廊予定日:
4月26日(水) 12:00〜17:00
4月27日(木) 12:00〜17:00
PAPER BRUT
2015年より活動を始め、身近な植物や樹皮を用いた造形作品を制作し、国内外で展示。
PAPERは紙、BRUTはフランス語で生のままという意味であることから、自然 そのものをあらわす紙という思いと、和紙はかつて生紙(きがみ)と呼ばれていたことからPAPER BRUTと名付ける。
「自然を写す」をコンセプトとして、原料である楮や植物を栽培、採取し作品制作を行なう。
現代の紙ってなんだろう
今を生きる私たちと
紙との関わり方について模索します
I wonder
what the current handmade paper is.
I want to know
what the relationship is between the paper and us who live in the present.
このたび msb gallery では、青島綾音の個展「viewpoint」を開催いたします。
青島は、J.M.W.ターナーの光と色彩の表現に魅せられて、空間と時間、風景について考察しながら絵画を制作しています。線と色彩で織り成される層に、絵画空間と現実の風景を重ね、空気や時の流れを感受しうる表現を目指しています。
本展で発表される作品群では、近年、青島の関心としている視点ー自分の見ている景色の範囲や目線、目の動きーに意識を向け、焦点の合うところと合わないところを画面の中につくることで、光、風、温度などから瞬間的に感じられる印象や空気感を捉えることを試みています。
青島の表現風景をこの機会にぜひご高覧ください。
青島 綾音
1994年 神奈川県生まれ
2018年 多摩美術大学美術学部芸術学科 卒業
個展
2017 「一枚のドローイングから」gallery fu / 神奈川
2018 「landscape」gallery fu / 神奈川
2019 「a "MOMENT"」gallery fu / 神奈川
2022 「One Scene」ART & CAFE + BAR あ・い・う。/ 東京
グループ展
2014 「BAKER’S DOZEN MUSEUM」 TURNER GALLERY/ 東京
「BAKER’S DOZEN MUSEUM2」 TURNER GALLERY/ 東京
2018 「AHA 展」 JASMAC AOYAMA / 東京
2020 「gallery fu 7 周年記念展|七つの星」gallery fu / 神奈川
2021 「MOTHER」gallery fu / 神奈川
「多摩美術大学助手展2021」多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー /東京
2022 「多摩美術大学助手展2022」多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー /東京
「特別展|gift from….to….」gallery fu /神奈川
2023 「Preface II 2023-序章II-」GALLERY ART POINT / 東京
アーティストステートメント
空間と時間、風景について考えながら絵画を制作しています。
線と色彩で層をつくり、その重なりから生まれる絵画空間と現実の風景を重ね、
空気や時間の流れ、手前と奥行きを感じ取れるような表現、作品を目指しています。
近年の作品では、自分の見ている景色の範囲や目線、目の動きに意識を向け、
焦点の合うところと合わないところを画面の中につくることで、
瞬間的に感じた印象、風や温度、空気感をより捉えることができないか試行しています。
このたび msb gallery では、三浦康太郎の個展『銅版画展』を開催いたします。
「 100億年以上の時を経て、その光は地球に届くものもあると言う。
見えている光は過去であり、今生まれた光は未だ見ぬ未来。
星空は無限の物語の源。
そんな想いを銅板に刻みました。
是非ご高覧いただければ幸いです。」三浦康太郎
皆様のお越しをお待ちしております。よろしくお願いいたします。
三浦 康太郎
1986年生まれ
銅版画、テンペラを主に制作。
レンブラントの緻密なエッチングに魅せられて銅版画を始める。摺り師の白井四子男氏に師事。
刹那、永遠、天体、神話、錬金術、古等の世界観をモチーフに、中世イタリア*より伝わる古典技法の卵黄テンペラ**と銅版画で作品を制作しています。
*中世イタリア・・・14世紀中頃~15世紀のイタリアで古代ギリシア・ローマの学問・知識の復興を目指す文化運動が興り、やがてヨーロッパ各国に波及した。この時期をルネッサンス(復興)といい、ボッティチェッリ、フラ・アンジェリコはよく知られいる。
**卵黄テンペラ・・・11世紀より西洋の絵画で広く行われてきた技法で、板上に石膏で設えた素地に、顔料を卵と酢の混合液に溶いて彩色する。
アーティストステートメント
中世イタリアより伝わる古典技法「卵黄テンペラ」と「銅版画」により作品を制作しています。
刹那、永遠、天体、神話、錬金術、古等の世界観をテーマとしています。
テンペラ画や銅版画は一枚の作品を完成させるのに大きな労力と時間を必要とします。
それは素材に語りかけ、紙や板の上に絵具を重ねながらも、意識は深く深く潜っていくような自己を見つめる作業です。
目まぐるしく移り変わり物が溢れる世の中にあって、時間の掛かる手仕事やその魅力に触れ、それこそが今の時代に必要だと感じています。
遥か昔の人々が大切に紡いできた尊さ。それは素材や題材、技法が教えてくれる大切な心でもあります。
デジタルやAIの世界がどんなに発展したとしても、その心と膨大な時間を積み上げ得てきた技術は人を人たらしめる最後の聖域です。
本展では、主に星や天体、星座といった世界を表現しています。
星の時間は、人間の時間軸では想像もつかない程長く、その光は地球に届くまでに100億年掛かるものもあります。
「今」生まれた光は未だ見ぬ景色であり、そんな星空への思いを銅板に刻みました。
いつも星空は創造の源であり、無限の物語への入り口です。
三浦 康太郎
このたび msb gallery では、フランス人美術作家ジェイムス・コワニャール(1925-2008) の版画よりカーボランダムエッチングの作品を中心に版画展を開催いたします。
アルファベットや刻みこまれた印、シンボルで表現された個性的な抽象世界をこの機会にぜひご高覧ください。
*カーボランダム
1960年代にアメリカで生まれ、特にミロ、クラーベ、タピエスなどスペインの作家が多用した版画技法の一つ。カーボランダム(炭化ケイ素)という、サンドペーパーの研磨剤として用いられている非常に硬い粉を接着剤に混ぜたり振り掛けて銅版に固着させるため、筆触が銅版の上で立体的に残り、その形が刷りとられる。粒子の細かさにより明暗が変化する。作家は指で描写することが多い。
ジェイムス・コワニャール(1925-2008)
1925年、 フランスのトゥール生まれ。
南仏ニースの私立美術学校(レコール・デザール・デコラティフ)で学び、油彩画や彫刻、カーボランダム*を用いたエッチング(銅版画)技法により作品を制作。
アメリカ西部やメキシコへの長旅やアルタミラやラスコーの古代洞窟に刺激を受け、アルファベットや刻みこまれた印、シンボルを通じて象徴の形而学を探索し、個性的な抽象世界を表現しました。
「絵画は美しいものでなければならず、触れるに従順で快く、眺めるに豊かでなければならない」を信条とし、南フランスのアンティーブを拠点に活動しました。
世界各地で個展を開催し、パリ国立図書館をはじめ、ダブリン美術館、グッゲンハイム美術館、サンフランシスコ近代美術館、大英博物館、南アフリカ国立美術館、ルクセンブルク国立歴史美術博物館など、世界の主要美術館に収蔵されています。